ZenFone2 Laserを使ってみて1ヶ月
お久しぶりです。僕です。
今回はZenFone2 Laserを購入したため、1ヶ月くらい使ってみてその使用感なんぞをレビューしていきたいと思います。
事の発端
単純にレビューが見たい人はここは読み飛ばしてください。
僕のアホさ加減を指差して笑いたい人だけ読んで下さい。Fone
私はAndroidが好きだ。
仕事ではiPhoneアプリを作っているので、開発機としてiPhoneは持ってるけど、圧倒的にAndroidが好きだ。
でも開発者として1番好きなのはWindowsPhoneだ。これについて語り出すと止まらなくなるので、WindowsPhoneの話はこれ以上しない。
Androidの中でもXperiaが好きだ。初めてZ1を購入して以来、その良さに惚れ込んでしまった。
そのZ1が9月にぶっ壊れた。
会社の自席で触っていたら、手が滑って転げ落ち、イスの足に画面を下向きにして落っこちた。
当然画面は全損。
馬鹿な私はdocomoのケータイ補償に入っておらず、2年契約の1年半目で機種変更を余儀なくされた。
仕方ないので、出たばかりのZ4は高いので、Z3に機種変することにし、docomoのオンラインストアからZ3を購入した。
翌日Z3Compactが届いた。
ええ、焦りましたとも。Z3を買った気でいたのにちっちゃいのが届いたんですもの。
焦ってサポセンに電話してみると、間違いなくZ3Compactを注文しているとのこと。
一応サポセンのお姉さんに交換はできるのかと尋ねた所、完全に未開封なら可能との事。
しかし、僕の手元には喜び勇んで開封した箱があったのだ。
まぁ僕のミスなので、仕方なくZ3Cを使うことにした。
ところがどっこいこれがむちゃくちゃ使いやすい。
小さいボディながらも、操作に違和感はなく、固まったり強制リブートされたりといったこともほぼ無く、とても快適に使うことができて、正直結果オーライだった。
そして翌月、Z3Cがぶっ壊れた。
友人の結婚式に向かう最中のことだった。
道中にポケットから取り出し、また手が滑ってアスファルトに画面を下にして落ちた。
画面は全損。また交換を余儀なくされたのだった。
しかし、僕も同じミスを2度するほど馬鹿じゃない。
今回はちゃんとdocomoのケータイ補償に入っていたのだった!!
そのため、8000円はかかったものの、本体を交換することができたのだった!!!
こうして無事再び新品のZ3Cを手にすることができたのだった。
その翌月、再びZ3Cがぶっ壊れた。
手が滑って(以下略)ケータイ補償で(以下略)
まさかの3ヶ月連続でも携帯全損事故に悲しくなりながらも、愛するZ3Cを大事に扱うことを誓ったのだった。
1月、三度Z3Cがぶっ壊れた。
手が滑って(以下略)
しかし今回はケータイ補償は使えない。なぜならdocomoのケータイ補償は1年に2回まで。修理に出すと非常に高額になってしまうため、開発機のiPhoneで生きようとも思った。(docomoショップで働く友人2名にはめっちゃ笑われた)
そんな中、安いsimフリー機を買って次のケータイ補償が使える日まで持ちこたえることを思いつき、ZenFone2 Laserを買うに至ったのであった。
購入編
新宿のヨドバシカメラで購入しました。
価格は2万6千円くらいだったと思います。
色は黒を買いました。
ヨドバシポイントは1%しか付きませんでした。なんででしょうね。
買ってその場でsimの入れ替えをしたんですが、
まず箱がめっちゃ開けにくいです。
まぁ携帯の箱なんて数えるくらいしか開閉しないものなんでいいんですけど。
箱の中には、本体・充電器・USBケーブル・イヤホン・説明書が入ってます。
携帯が壊れて携帯を買ったため、写真は無いです。ごめんなさい。
2万6千円の携帯で充電器とイヤホンが入ってるのはとても良心的ですね。
Z3Cには入ってなかったし。
充電器とケーブルは特筆することはない感じで、まぁ普通に使えます。
イヤホンは、カナルタイプでリモコンとマイクがついてます。
リモコンはボタンが1つあり、音楽の再生/停止等ができるもので、音量調節はできません。マイクもまぁ普通に使える感じ。
音質はあんまり良くないです。量販店で1000円前後で買えるイヤホンくらいの音質かと。
しかしまぁ、2万6千円で買える携帯にマイクリモコンつきのイヤホンがついてるのはとても好感が持てますね。
余談ですが、ZenFone2 Laser購入4日前にイヤホンも壊れたので、今も付属のイヤホンを愛用しています。
本体は、元Z3Cユーザーとしてはでかいような気がしました。
しかし、特段重いようには感じなかったです。
背面は、つや消し加工がされており、さらさらして触り心地が良いです。
加えて背面は丸みを帯びた形になってるので、フィット感もあってとても良い感じ。
simの入れ替えですが、ZenFone2 Laserにはsimスロットが2つあります。
サイズはどちらもmicro-simで、裏蓋と電池を外すことでsimの抜き差しができるようになってます。
案の定画像は無いので、画像が見たい人はGoogleの画像検索とかすればいいんじゃないでしょうか。
Z3Cはnano-simだったので、simの変換アダプタも購入しました。
simを入れるのは、簡単でただ刺すだけです。スロットに強度的な不安感は無く扱いやすいです。
使用編
ここからは1ヶ月使ってみての感想です。
まず、プリインストールアプリが少ないので、アプリの一覧の画面がすっきりしててとてもいいです。
ASUSのアプリが何個かは入っていますが、まぁ基本的に使うものは無いかと。
次に動きです。
値段が値段だけにここを1番心配していたんですが、普通に使うぶんには全く問題無いです。
僕はソシャゲとかそもそも携帯ゲームをほとんどやらないので(デレステはちょっとやってたけど)ゲームとかの動きはわかりませんが、普通にブラウジングやSNSをやるくらいならストレスはほとんど無いです。
しいて言えば、画像の読み込みはちょっと遅いかなといった感じはします。
あと、唯一やる麻雀ゲームアプリがたまに画面半分真っ黒になります。結構CG使ったリッチなUIの麻雀アプリなんですけど、ツモった牌が見えなくなるのはつらいです。もしかしたらCGもりもりな感じのゲームには弱いのかも。
次にネットワーク。
これがとても困っています。個体差だと信じたい気持ちはあるんですが、1日に数回、突然simを認識しなくなります。
焦ります。原因は不明なんですが、2つあるsimスロットのどちらに挿しても同じ現象が起きるので、これに関してはそろそろメーカーに問い合わせてみようかと思ってます。なにかあったら追記します。
あとWi-Fiですが、5Ghz帯が拾えないのもいただけないですね。
次にカメラ。
名前にもあるように、レーザーオートフォーカス機能なるものがあるらしいです。
暗闇や逆光でもさくさくオートフォーカスが機能するらしいです。
らしいですと言ってるのは、正直差がよくわかりません。
わかるひとにはわかるんでしょうけど・・・としか言いようがないです。
一応取った写真を載せておきます。みたらしちゃんです。可愛いですね。
次にハードボタン。
まずスリープボタンですが、本体上部についてます。場所的には非常に使いづらいです。比較的手が大きい僕ですら使いにくいと感じるので、女性だったりは使いづらさをより感じるのではないでしょうか。
でも心配はございません。
なぜならこのボタン、基本的に使いませんので。
というのも、この携帯はスリープ状態から画面をダブルタップすることでスリープが解除になり、解除したあとは画面の上部をダブルタップすることでスリープ状態に鳴ることができるからです。
これ、めっちゃ使いやすいです。この携帯で僕が1番満足しているポイントかもしれません。
次に音量調節ボタン。
これは本体背面に銀色で大きめのサイズで付いています。
初めはダサい位置にあるなぁと思ったんですが、いざ使ってみると結構いい感じ。
握った状態で人差し指で操作しやすい位置にあるので、かなり満足です。
滑り止めなのか、ザラザラした加工がされており、たまに無意味に触ります。
次にバック・ホーム・タスクボタン。
ZenFone2 Laserはこの3つのボタンがハードボタンになっています。
これは賛否両論あるかと思いますが、僕はすごい嫌です。
まずメリットとしては、画面が広く使えます。以上です。
デメリットは、ボタンは画面下部に刻印(?)されているだけなので、光ったりしません。暗い所ではとても見づらいです。
次に、当然ですがボタンの見た目が変わりません。
Androidはバージョンごとに3つのボタンのデザインが変わることが有りますが、これを楽しむ事ができません。あとキーボードが出ているときに、バックボタンの向きが下向きになったりとかもないのです。もっと深刻なのは、仮にこの先Androidのバージョンアップで3つのボタンが2つや4つになった時にどうなるでしょう。もう闇です。時代に取り残されます。つらすぎです。
次にバッテリーです。
ざっくり言うと、丸1日の使用は無理です。
1日普通に使ってたら電池切れます。
感覚としては、朝から使い始めて、3時間画面を触る操作、2時間音楽、4時間スリープくらいな感じで電池切れな気がします。あくまで感覚ですけど。
使用頻度にもよりますが、モバブが必須でしょう。
次にマイクとスピーカー。 特筆することは無いです。可もなく不可もなく。普通に使えます。
落下編
タイトルからお察しかとは思いますが、また落としました。画面を下にして、アスファルトに。
うああああああああああああああああああああああああ!!!!ってなりましたとも。
僕は携帯には基本的にケースはしないで画面フィルムだけ貼ります。Z3C君は画面フィルムなどもろともせずにぶっ壊れていきました。
しかしZenFone2 Laserは違います。
無傷です。
なぜ無傷で済んだかと言いますと、ZenFone2 LaserにはGorilla Glass 4というディスプレイが採用されています。
これが!!!!!これがあるから!!!!僕は!!!!!!ZenFone2 Laserを!!!!!買ったんです!!!!!!
Gorilla Glass!!!名前からして強そう!!!しかも4!!!もはや最強なのでは!?!?!?!
というわけで、無傷でした。すごいですねGorilla Glass。もう落としてもへっちゃらです。
まぁ落とすなって話なんですけど。
総括
総括です。
一言で言うと、
悪くない!
良いとは言いません。
何故かと言うと、使用編に書いたsimスロットの件が非常に大きいです。別のレビュー記事では特になにも言って無い気がするので、個体差かsimアダプタのせいかもしれませんが。
あとはバッテリーです。ちょっと弱いですね。僕は基本的に大容量モバブは常に持ち歩いてますし、会社等では充電しっぱなしなのでいいですけど、充電環境がない状況で丸1日の使用ができないのはきついです。
次にストレージ。16GBです。小さいです。SDカード必須です。少しでも音楽聞いたり写真取る人は、32GB以上のSDカードを買いましょう。
しかし、それ以外の使用感については非常に満足しています。
いろんなメディアやブログで言われているように、コスパ最強の称号は伊達じゃないです。
正直、各キャリアで売ってるプリインアプリもりもりで、動きもぐだぐだ、最新OSも全然来ない国内メーカーの携帯買うよりも全然良いんじゃないでしょうか。
加えて、simフリーでしかもsimが2枚刺さるので、よく海外に行く人や、通信制限によく引っかかる人は、MVOとMVNOのsim2枚運用なんかも良いかもしれないです。
メイン機としてじゅうぶん使える携帯なので、おすすめだと僕は思います。
以上、テキストばっかりで長ったらしいレビューでしたが終わりです。
間違ってることもあるかと思いますので、あくまで参考程度にでお願いします。
技術がわからないデザイナーやディレクター、プロダクトオーナーとのコミュニケーション
コミュニケーションのAdvent Calendar 16日目です。
みろなるさんがコミュニケーションのAdventCalendarやるから書いてって言われたので、つらつらと書いてみます。
今年春にSI屋さんをやめて、デザイン事務所のような会社で唯一の常駐エンジニアとして、アプリの技術なんかほとんど知らないWebデザイナーさんやディレクターさんとのコミュニケーションについて思ったことを書きます。
経緯
今年の春に2年務めたSIerをやめました(参考:退職しました)。
SIer時代には、基本的にどこの現場に行っても周りはSEかPG。
お客さんもSEかPG。
エンドユーザーがSEなんて仕事も。
多々ストレスは有りましたが、話す方も聞く方もエンジニア。ある程度の共通の認識や知識を持ってコミュニケーションを取れることが多かったです。
そんな会社をやめて、今いる会社はWebデザイナーやディレクターがメインのメンバーの、IT企業というよりはデザイン事務所のような職場で働いています。
アプリエンジニアどころか、エンジニアと呼ばれる人間で常駐してるのは僕だけです。
退職を期に個人でも小さなアプリ開発案件を請け負い始めたので、デザイナーさんと話す機会は増す一方です。
なので、ディレクターさんとコミュニケーションを取らなければならない状況に置かれた僕の、ここ数ヶ月の気づきを書いていきます。
まず徹底的にわがままを聞く
SI屋さんにいると、まず要件定義を作って、設計して、作ってテストして・・・・。なんてことをしますよね。
でもせっかくプロダクトオーナーもデザイナーもディレクターも同じ部屋にいるんだから、そんな手間は掛けたくないですよね。
だからと言って、ろくに要件も決めないままいきなり作り始めるとろくなことにはなりませんよね。
さらに言えば、「じゃあ要件定義をしていきましょう。」なんていきなり始めてしまうと、プロジェクトを進めるのに慣れてない人は、
割りと萎縮してしまう場合なんかもあります。
そこで魔法のコトバ 「まずわがままを書きまくってください」です。
このわがままは、「こんな感じの機能がほしい」「この画面はかっこいい感じにしたい」といった抽象的なものから、
「この画面のここのフォントは◯◯にしたい」「このボタンはこのデザインがいい」等の具体的なものまで、とにかくなんでも列挙してもらいます。
これが出来上がれば、かなりスムーズに要件定義やタスクの分解ができます。
例えば「この画面はかっこいい感じにしたい」というわがままの場合、わがままの定義付けと実現方法を考えます。
- どのような画面デザインで、どのような機能がどのように動けばかっこいいかを決める。
- かっこいい画面をデザインする。
- かっこいい機能を作る。
- かっこいい動きを作る。
という過程を踏めば実現できることがわかります。
つまり「かっこいい画面」という抽象的な表現の定義付けと、この機能の要件の決定、タスクの分解ができるわけです。
具体的なわがままについては、定義付けやタスクの分解どころか、そのままissueにすらなってしまう場合があります。
大きなチームではわかりませんが、プロダクトオーナーのわがままをリスト化することで、要件定義に近いもの、もしくは要件定義を作るための足がかりになります。
わがままに優先順位をつける
次にわがままに優先順位をつけます。
これは言わずもがな、要件定義ができたらスケジュールを決めたいですよね。
わがままをタスク化した時点で、ある程度ですが工数の見積もりも見えてきているはずです。
つまり、後はわがままに優先順位をつければ、ざっくり開発スケジュールが出来上がるわけです。
無駄なドキュメントは作らないけど、必要なドキュメントはちゃんと作ろう
デザイナーさんとおしゃべりするのは楽しいです。ついつい長話してしまうことも多々有ります。
そんな長話のさなかに、隠れわがままが出現することがあります。
隠れわがままは、我々の天敵である「仕様変更」「機能追加」である場合があります。
仕様変更や機能追加をしたくないわけではないです。いいものを作るために必要なことならば積極的にやりたいです。
問題なのは仕様変更や機能追加がふわっと現れることにあります。
ふわっと現れたタスクをふわっとさせておくと、なんの機能なのか、いつやるのかが曖昧になったまま、結局忘れさられるといった悲劇がおこることがあります。
これは、デザイナーさんとのおしゃべりに限らず、仲の良い開発チームやタスク管理が苦手な人達のチームで起こりやすいことでもありますね。
これを避けるために、めんどくさいですが機能について正解を示すドキュメントは、機能毎やわがまま毎に作っておきましょう。
会話のさなか隠れわがままが出てきたら、このドキュメントと照らし合わせながら仕様変更や機能追加をしましょう。
このわがままの再設定的な作業をしておけば、隠れタスクは生まれないはずです。
急がせないでやりたいようにやらせる
たまにあるんですけど、「この画面のデザイン、とりあえず手書きでざっっっっっくりでいいので下さい」って頼んだのに、
きっちりしたデザインが上がってくることがあります。なんか手書きでざっくりみたいなのが苦手らしくて、
ちゃんとした完成形のデザインじゃないとイメージができないらしいです。
最初は、「まじかー。とりあえずざっくりデザイン見ながら、機能だけ作っちゃって後でデザイン反映するかー。」なんて思ってましたが、
無理なものは無理らしいので、諦めましょう。というか諦めました。テストでも書きながら待ちましょう。
無理に急かしてもモチベ下がって、逆に遅くなることもあるし、急がば回れです。
デザイナーさんに限らずこういう人っているよね、って話なんですけども。
ただ、スケジュールに遅れが生じる可能性があることなどはちゃんと説明しましょう。
専門用語を避けない
非エンジニアと話すとき、こちらから専門用語を避けがちになってしまっていませんか?
専門用語を避けて、話すことで正しく意図が伝わらない事があったりしませんか?
そういった自体をさけるために、僕はあえて専門用語は専門用語のまま使っています。
ただ、そういった専門用語を使う前に必ず「今から技術の話をします。」というようにしています。
急に知らない単語がいっぱい出てくるとびっくりしますので。
なので、専門用語を使って正しく意図を伝えるために
「今から技術の話をします。この機能を実現するには、データベースに○○のためのテーブルが必要です。ここでいうテーブルとは〜〜」
といったように、はっきりと専門用語である事と、その意味を伝えましょう。
これにより、正しい意思の疎通と、その後のコミュニケーションコストの軽減が見込めます。
また、これについては逆も然りで、エンジニアも相手が使う専門用語を理解しようとすることが大事ですね。
甘いものやごはんを与える
定期的にシュークリームやらワッフルやらを買い与えましょう。
糖分は頭を活性化させるような気がします。
あとうちのデザイナーは茶碗蒸し与えると頑張ります。
出汁と卵と具を混ぜて、器に入れて、アルミホイルかぶせて、器が半分浸かるくらい鍋に水を入れて沸騰させて、鍋に器を入れて鍋に蓋をして10分くらい蒸せば出来上がりです。簡単ですね。
🍣や🍕や🍖なども有効です。
おわりに
技術がわからないデザイナーやディレクターとのコミュニケーションと題しましたが、非エンジニアとプロジェクトを進めるにあたっての気づきみたいな事を書いた気がします。
長々と書きましたが、大事なのは相互の歩み寄りと仲良くすることが、チーム内で最もコミュニケーションコストを下げるのに大事なことだと思います。
こういう考え方もあるんだー。程度の参考にしていただければ幸いです。
転職して2ヶ月が経ちました
転職してから2ヶ月が経ちました。
2ヶ月ブログ更新しなかったんですね。
時間が無かったとか、書くことがなかったとかじゃなく、単純にめんどくさくて書いてなかったですごめんさない許してごめんさない殴らないで。
別に転職して2ヶ月経ったこと以外で節目とかがあって書いてるわけじゃないです。喫茶店でやること無くて暇なので書いてます。
ぬるっと近況報告します。
まず
長いような短いような2ヶ月でした。
気持ち的にはもう1年以上Super Crowdsにいるんじゃないかくらい。
でもリリース日(何をいつリリースするかはまだ待ってね)は刻一刻と迫っていて、それに対しては時間がなくて焦ってる感じです。
そういう意味で長いような短いような。
社畜ライフのお話
そもそも、
「もう毎日お仕事するのやだめうーー!! SI社畜なんかやめてやるめうーーーー!!!!!」
くらいの勢いで転職したんですが、社畜力が爆上がりしてます。
毎日仕事してます。
休日なんか無いです。2ヶ月のうち丸1日休んだ日なんか片手で数えられるくらいしかないです。
ただ、勘違いしないでほしいのは、「リリース日ガー」とかで毎日仕事してるんじゃなく、
ただどうしよもなく楽しくて仕方がないので毎日仕事してます。
正直、リリース日に間に合わせるだけならここまで社畜感出す必要ないです。
でも楽しいし。できるだけいいもの作りたいし。
ストレスなんか無いですよ。
朝起きて「なんか今日仕事って気分じゃねぇな」と思った日はバイク乗ったり映画見たりしてますし。
そう思う日が少ないだけです。
基本的にワーカホリックなんですね、きっと。
少しだけ技術のお話
少しだけ技術の話を。
最近はもっぱらSwift屋さんです。
楽しいですね、Swift。
僕はずっと C#とJava屋さんだったんですが、おぶじぇなんちゃらと比べて圧倒的に敷居が低いです。
次期バージョンでtry-catchが使えるようになるなんて話も聞きますし、さらに敷居は低くなるかと。
個人的にSwiftでやるエラー処理が、どうやるか悩みどこだったので、try-catch使えるととても楽になりますね。
今やりたいことはUIテストをCIで自動化できればなぁと思って試行錯誤はしてます。
どうやりゃいいんでしょうね。さっぱりです。
この辺の話は先日@mironalさんが弊社に遊びに来た時にちょっと話したりしたんですけどね。
まぁ、今弊社にアプリエンジニア僕しか無いんで、そこまでやるかっていう話はあるんですがね。
リポジトリ管理とかは僕がやりやすいってものあるんですけど、一応人数増えた時を見越してGit flowでやってます。
issueに対してbrunch切る
↓
そのbrunchで開発する
↓
開発終わったらプルリク&Developにマージ
↓
リリースのときはリリースbrunch切って、そこで申請に向けた若干の修正(これをDevelopにマージすることは少ない)
みたいな。
問題はレビュアーがいないこと。プルリクの段階でレビューしたいんですけどね。
エンジニアぼっちだし・・・寂しさある・・・。
弊社に来たお客さんの話
技術のお話で少しだけ名前が出ましたが、Twitterクライアントのfeatherで有名なコベリンのぬま(@numa08)さんとみろなる(@mironal)さんが弊社に遊びに来ていただきました。
まずみろなるさんに連れてきていただいたドールに弊社取締役陣&僕大興奮。
みろなるさんちのこかわいい。僕もはよお迎えしたい。
ドールのお話からはテクニカルな雑談に。
先ほどのUIテストのお話やらCIのお話やら。
社内でエンジニアと喋ることが無いので、とてもいい刺激になりました。
僕「作りかけですけど、今こんな感じのアプリ作ってるんですよ」(iPhone渡す)
みろなるさん「へぇ・・・」(触りまくる)
みろなるさん「あ、落ちた」
僕「ふぁっ!?」
いい刺激になりました。。。。。。。。。
それをきっかけに弊社のiPhoneはユーザーがfeatherの虜にもなりました。
以上近況報告でした。
要するに毎日楽しいです。
エンジニア不足も、稼ぎまくって、あといい人見つけて、雇い入れればいいだけなんで、頑張るっす。
あともうちょい頻繁にブログ書きてぇっす。
追記
書くの忘れてたので追記します。 みろなるさん、このブログの名付け親でもあります。
誰か俺のブログの名前決めてくれ
— 安心と信頼の日本ぱんだ (@nihonpanda) 2015, 4月 22
— みろなる |∀・꒱.。oO (CIO) (@mironal) 2015, 4月 22
このやりとりのみで決まったブログタイトルでした。
退職しました。
こんにちは。日本ぱんだ(@nihonpanda)です。
2年間働いた会社を辞めました。
ブログ開始1発目から退職エントリとは我ながら熱いと思います。
専門学校卒業して新卒で入った会社を、2年で辞めたわけですが、
別に最初から一生同じ会社にいるつもりは無かったんです。
それでも最低3年はいようと思ったんです。
何事も3年は続けてみないといいところも悪いところも見えないと思ってたんです。
そう思ってた時期が僕にもありました。
前職はいわゆるSIerです。
契約形態は派遣契約と請負契約。自社開発案件は一切ナシ。
本当によくある、形態のSI屋さんです。
昨今は短納期案件が多く、僕も新人研修が終わってから2年間で5案件をたらい回しにされました。
前職では、新人はまずテストをさせられます。
単体テストと結合テストらへんを。とりあえず誰でもできる仕事をさせられるわけです。
それから徐々にコードを書いたり、設計に関わったり、管理業務をしたりとキャリアアップしていくわけです。
(これは前職に限らず同業他社はほとんどそうだと思います)
僕も例に漏れずはじめての仕事はテストでした。
請負契約ですでに自社から2名のエンジニアが客先に常駐していて、そこに僕が加わる形でした。
自社の上司2名のうち1名は管理業務担当者。いわゆるチームリーダー、TLです。
もう1名は骨の髄までエンジニア。本当に優秀な方でした。
ドキュメントの書き方はTLに、コードの書き方やツールの使い方、テストの仕方はもう1人のエンジニアに教えて頂いて、
運良くちょっとだけ設計に関わったり、コードを書いたりもして、はじめての仕事は新人にしてはかなりいい環境だったと思います。
そんな環境が続いたのは、たった2ヶ月でした。
ある日営業から移動が言い渡されました。
次の現場は、新規顧客で数週間派遣契約で僕一人で常駐しろと。
その時僕は入社から半年も経っていませんでしたが、この営業頭ぶっ壊れてんじゃねぇのかなと思いましたとも。
しかしながら逆らえず、次の現場へ。
右も左もわからないぺーぺーが新しい現場で仕事するわけです。最初はしんどかったですよ。
ただここでも割りと幸運なことに、その現場はSI屋さんで多く採用されているウォーターフォール型開発ではなく、
プロトタイピング型開発でした。
要するにずっとコード書いていられたんです。
ドキュメントなんかほとんど書かずに、
コード書いて、納品して、修正して、納品して、新機能提案して、コード書いて、納品して・・・
と言った具合で。
割りと楽しかったですよ。
でも、その後すぐに自社の先輩が入ってきたりしましたが、
同じチームの協力会社さんや、派遣先の人達と一緒にいることの方がはるかに多かったので、当然帰属意識は薄れ
徐々に自分がどこの社員かわからなくなるんです。
あまり自社の社員という感覚が無いからか、とにかくお客さんと喋りまくりました。
だって自社の人は助けてくれないんですもの、新しい仕様1つ決めるにしても徹底的にお客さんと話す必要があったんです。
ここで僕は派遣先や協力会社の人達からある評価をもらいます。
「あいつ新人のくせに喋れる」と。
これが地獄の始まりです。
それに目をつけた自社営業は、次の現場は1年目や2年目のガキんちょが全然いない現場で、
上流工程の設計ばかりの仕事を僕に回しました。
でもコードも書いたりテストもするんですよ。それはガキんちょの仕事なので。
そんななか、そしていわゆるデスマーチに突入します。
個々の能力は消して低くない現場でした。しかし費用削減のため、とにかく人数が足りなかったんです。
深夜でも休日でも関係なく、仕事をしました。
すると人間わかりやすく体に変化が訪れます。
僕の場合はまず眠れなくなりました。
1日1時間前後の睡眠時間でも特に困らず、仕事ができました。
僕はアホなので、その時は「夜中まで仕事して帰って、始発で会社来て仕事できるしめっちゃいいじゃん」くらいの感覚でした。
たぶんこの頃から徐々に心が壊れ始めていたんでしょう。
この頃は、正直最高に楽しかったんです。なんか生きてるなーって感じがしたんです。
社畜ですね。ただのお仕事マシーンです。
そんな感じでデスマーチを乗り切り、次の現場へ。
さすがに労働時間的にやばかったのか、次の現場はむちゃくちゃ暇でした。
1日1時間くらいお客さんと話して、残りの時間で適当なドキュメントにまとめて、あとはネットサーフィンかTwitterしてました。
あまりにも仕事にギャップがあると、人間どうなるかというと、燃え尽き症候群になります。
もーーなんにもやる気なんか起きません。
仕事がとにかくつまんないんですもの。
そこで僕は特に深い意味はなく、Twitterである言葉を連呼する用になります。
転職したい
— ガチクソニートの日本ぱんだ (@nihonpanda) 2014, 7月 18
とか面白い仕事がある会社に転職したい。それが無理なら左腕をサイコガンにしてほしい。
— ガチクソニートの日本ぱんだ (@nihonpanda) 2014, 9月 18
とか。これはちょっと意味分かんないですけど。
確かに最初はうちの会社に3年いようと思ったんです。
ですが、冷静に考えてください。
3年の根拠は何ですか?ある程度経験が積めるから?仕事に慣れるから?職場の人と仲良くなれるから?
そんなものは会社や環境によって違うんです。
よく言う3年は頑張ってみろ論に根拠なんて無いんです。
辞める辞めないを決めるのは、自分のさじ加減1つなんです。
なので転職を決意しました。
今までは、
「みんなは僕のこと喋れるし、技術力あるっていうけど、全然そんなこと無いし、僕みたいなエンジニアは日本中にどこにでもいる」
って思ってたんです。
自己評価を最低にしていたんです。
ただ、冷静に、客観的に見てみて、
「僕けっこう頑張ってたんじゃね?実はちょっとだけイケてるんじゃね?他の会社行ってもなんとかなるんじゃね?」
と思ってみることにしたんです。
するとどうでしょう、これらのツイートをきっかけに、知り合いから「うちこない?」メールや食事の誘いがどんどこ来ました。
ここで僕は思うでのす。
「転職って、ちょろい」
そんな中、DMなので内容は伏せますが、この人(@srockstyle)から「うちこない?」というお呼びがかかります。
それでまぁなんだかんだあって、
結果としてすろっくさん(@srockstyle)がCTOを務めるSUPER CROWDSに転職します。
SUPER CROWDS に決めた理由は、やろうとしてることと、社員皆さんの考え方が素敵でかっこ良かったから。
もうカッコ悪いことはしたくないですもんね。
転職を決めた後、ここで最後と決めた現場でクソ野郎と仕事をして、また上流工程をやらされ、きつい目にあいますが、
それはたぶん辞めるの決めてたから、口に出して不満が言えるようになっただけっちゃだけって気もします。
SUPER CROWDSではやったこと無いこともやりますし、新しい環境に戸惑うこともあるかと思いますが、
少なくても今までみたいなクソみたいなことはしなくてよくなるはずです。(私信:ですよね?)
なので、この転職エントリ僕が何が言いたいかって言うと
「自己評価が低すぎると地獄を見るよ?自分の評価少しだけあげてみない?」
「みんなも辞めたくなったら辞めちまえ。ある程度のコミュ力と技術力があれば転職って意外とちょろいよ。」
ってことです。
長くなっちゃいましたね。
次からは技術的なお話メインで書いていけたらいいなと思ってます。